科目名: △アートセラピー特論
担当者: 高野 尚子

対象学年 クラス[001]
講義室 開講学期
曜日・時限 単位区分
授業形態 単位数
準備事項
備考

講義の目的・ねらい(講義概要)アートセラピーとは、何かを理解し、将来的に実践していけるような材料を提示することを目的とする。
この講義では、アメリカのアートセラピー(ビジュアルアート)を中心に、その特徴を理論的に理解するとともに、実習を通して体験的な理解を深めてもらうように構成されている。
アートセラピーに限らず、セラピスト(臨床心理士)として仕事をしていくために、大切な要素である自分自身に気づくこと(セルフ・アウェアネス)も、あわせて行ってもらう。
講義内容・演習方法(講義企画)この講義で取り上げるアートセラピーは、イリノイ大学シカゴ校アートセラピー大学院2年間で教えられていたことを簡略にしたものである。様々あるアートセラピーのアプローチの中で、主任教授であったHarriet Wadeson先生の折衷派アプローチを取り上げている。そのアプローチは、一つの理論に偏らず、目の前のクライエントに合わせていくものであり、セラピスト側の主観から来やすい解釈を行うことをよしとしない。具体的な内容は以下の通りである。
アートセラピーとは何か?/アートセラピーの特徴/アメリカのアートセラピーの歴史/心理療法の理論とアートセラピー/画材の違いによる表現の違い/グループアートセラピー/家族アートセラピー他。
毎回講義と共に、アートセラピーの実習も行う。
評価方法・評価基準授業参加の態度、課題提出・発表
履修の条件(受講上の注意)各自画材(クレヨン、パステル、絵の具、紙等)用意すること。多少汚れてもよい服で参加すること。
(*1回目の授業で説明します)
教科書配布資料(できれば事前に目を通しておくこと)
参考文献Art Psychotherapy (Harriet Wadeson), The Dynamics of Art Psychotherapy (Harriet Wadeson)
Creative and Mental Growth( Lowenfeld), 芸術療法の理論と技法(J.A.ルービン)他
特記事項(その他)